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獅子舞の歴史や由来 なぜ頭を噛むの?雄と雌の見分け方は?

投稿日:2017年11月11日 更新日:

獅子舞
お正月や晴れの舞台で見ることができる「獅子舞」。
見て存在は知っているけれど・・・。

歴史や由来のお話です。

また、なぜ頭を噛むのか?

オスとメスの獅子舞、その見分け方の紹介です。

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獅子舞の歴史や由来について

獅子舞の歴史・由来とその種類

始まりは、三重県は伊勢の国にて。
飢餓や疫病の退散を願い、お正月に舞ったことが最初とされています。
時は、16世紀室町時代の頃。
後に江戸時代にかけて伊勢大神楽の伊勢派・熱田派らによる獅子舞踊りの邪気払いで全国行脚。
日本各地に縁起物として普及し広まったとされています。

獅子舞は、日本古来の特有なものか世界のどこから伝わったかは、定かではありません。
もともと、縄文文化のなごりでイノシシ送りやクマ送り(アイヌ)の風習と伊勢由来の獅子舞が融合した形跡が東北・関東の風流系獅子舞に見られます。
本来、鹿や猪を模した東国土着の踊りが転じて獅子舞となったという説もあります。
(鹿舞、ししおどりは鹿の頭を被り太鼓打ちの1人舞。)
西日本では、伎楽系(神楽)として分類される胴体部分に人が入る(1人から複数)獅子舞が一般的です。こちらの舞は中国大陸から伝来されたものとされます。
また、伊勢大神楽など太神楽系の舞は、その由来に散楽ルーツの流れを見て取れ、他の獅子舞と系統を異にします。
散楽とは、古代ギリシア・ローマ、西アジア、中央アジアとシルクロードを経由して伝わった芸能です。後に、猿楽、能、歌舞伎、狂言と引き継がれ発展します。
曲芸や軽業、漫才などがあり、宗教者の布教と共に伝播し現在は形を変え、江戸神楽・水戸大神楽といった寄席の舞台芸と三重県桑名市「伊勢大神楽講社」に存続しています。

獅子舞の獅子はライオンなのか?

古来、インド地方で信仰の対象と畏敬されたライオンが偶像化して、宗教儀式の踊りに使われたのが獅子舞の起源とも言われています。

現在の群馬県南西部(甘楽町秋畑村)の言い伝えが残っています。

風流系獅子舞の源流とされる甘楽町秋畑の伝承では、「獅子はインドで人を食べて生きていたが、インドに人間が少なくなってきたので大和の国に行こうとしたところ、それを察知した日本の神が狐を天竺の権田河原に遣わし、獅子に『大和では人を食べる代わりに悪魔を退治すれば食べ物を与えられ、悪魔祓いの神としてあがめられるだろう』と諭し、狐が先導役になって日本にやってきた」とされる。演じられる際に、狐役が獅子舞を先導することから、この系統の獅子舞は稲荷流と呼ばれるようになった。出典

しかし、インドでライオンは獅子ですが、日本での獅子はライオンではありません。
架空上の生き物です。
「大型の獣」くらいの意味で獅子が使われていたのだとか。
なので、中国から伝来した獅子は、唐獅子と区別されました。
この唐獅子が、仏教の伝来と共に入った曼荼羅図などから姿形のイメージが出来上がり、獅子舞の今の姿になったと言われています。
東南アジア、沖縄と海のシルクロードからも獅子舞に類似した芸能や宗教的行事が散見されます。
よって、日本古来のものと世界中から来たものとの融合が、今の獅子舞だと言ってもいいのでしょう。

なぜ頭を噛むの?

先程、引用した言い伝えにあるように、「悪魔祓いとして邪気を食べて退治すると食べ物が与えられ日本では神として崇めるだろう」からです。
お正月の風習には、古来、人々が飢餓や疫病から家族・親族が無事でありますようにとの祈願から始まった習わしがたくさんあります。

とりわけ、子供の成長を願い幼子の頭を獅子に噛ませて厄除けとしました。
親心が先走り、子供の頭を獅子の口元に近づけ過ぎると、「コツん」と子供の頭を痛めてしまいます。
願いも程々に、良き風習を守っていきましょう。

ちなみに、獅子の毛や飾りに半紙状の「紙垂(しで)」を見ることがあります。
神主さんや神棚に見る白い紙のものです。
拾ったらご利益があるので、手にしたら1年家の神棚や鴨居に飾っておきましょう。

獅子舞の雄雌(オスとメス)の見分け方

獅子舞の獅子、オスとメスは鼻の色で違いを見分けます。

鼻が黒いのがメス。そうでないのがオスです。

オスの眉毛に黒以外で金を注したり装飾されて、メスよりも派手な眉毛を持つことが多いです。

雄雌ともに、ご利益の効果は同じです。
オスは荒々しく踊り、メスはしなやかに踊ります。
乱舞時に、共に踊るのですがオスの方が激しい動きをします。

踊りやお囃子の調子、獅子の姿様子は各地方で豊かで特色あるものです。
伊勢大神楽の獅子舞富山県の獅子魂と活発に活動されている様子がみられます。
是非、ご覧になって下さい。

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