スピードスケートとは~歴史から平昌五輪の開催日程まで

スピードスケート発祥の地はどこか?
人はいつ頃からスケートをしていたのか?

平昌オリンピックの正式種目、スピードスケートには、
14種も競技があります。
世界で伍する力を持つ日本人選手たちが出場する注目競技。
開催日程を併せて紹介します。

スピードスケートとは?

オリンピックの「スピードスケート」競技とは、1周の長さ400メートルを周回してタイムを競う種目のことです。
スピードスケートの中に1周111.12mの「ショートトラックスピードスケート」が含まれることもありますが、現在では五輪の別競技として存在します。

歴史

スピードスケートの歴史は、人間の足で氷上をどう渡ったか~靴をどう工夫したかの歴史でもあります。
そのルーツは、1000年以上前、スカンジナビア半島→北ヨーロッパ→オランダへと伝播した骨付き靴に由来します。
凍った川や湖を靴に骨をくくりつけて移動したそうです。

ノルウェー王、Eystein Ⅰの時代(12世紀)に氷上でレースを競ったとした伝えがあります。
また、16世紀にはスコットランドで鉄の刃をつけたスケート靴があったそうです。
1642年には、既にエディンバラでスケートクラブが設立されていました。

1763年には、イギリスにおいて最初の公式スピードスケート競技が国立のアイススケート連盟のもと、開催されています。(1863年のノルウェーが最初との説もある。)

川や運河がすぐ側にある低地を領土に持つオランダは、冬期の氷上移動が発達しました。
1909年から始まった、オランダのフリースランド州で開催されるElfstedentocht(エルフステーデントフト)~「11都市周遊マラソン」の長距離スケート大会は有名です。
その距離は200kmにおよぶ(東京-富士山頂間がおよそ100km)お祭り的なツアーです。

そのオランダのアムステルダムで1893年から国際スケート連盟(ISU)による世界選手権が初めて開催されました。(予備大会は同都市で1889年より3年連続で開催。)
1892年より、今の400mコースがISUにより標準化されました。

日本では、オランダが「スピードスケート」発祥の地とされています。
北アメリカやヨーロッパ諸国でもスケート大会があったのになぜなのか。
・スケート愛好者が多く独自の大会が開催されたこと。
・最初の正式大会がオランダで開催されたこと。
以上の理由が発祥の地の理由でしょう。

第1回国際世界選手権の優勝者は、オランダ人のJaap Edenという人で3大会連続で金メダルを獲得しています。
ちなみに、五輪大会で金メダルを多く獲得した国は、1番がオランダでメダル獲得数も最多で1位です。

日本の北海道にスピードスケートが伝わったのが19世紀後半で、競技団体(大日本スケート競技連盟)が発足したのが1929年とあります。

オリンピック

スピードスケート競技が最初に開催されたのが1924年、シャモニー大会からです。
1916年より開催される予定でしたが、第一次世界大戦の影響で開催されませんでした。

第1回大会の500m競技で金メダルを獲得したのは、アメリカのチャールズ・ジュートロー氏でした。
銀メダルを獲得したノルウェーのオスカー・オルセン氏が計測タイムにクレームを入れた件にみられる時間計測のイザコザは、1960年代の電子時計が導入されるまで続きました。

1932年のレークプラシッド大会から女子種目が公開競技として始まり、1960年のスコーバレー大会より正式種目に女子種目が採用されます。

2006年のトリノ大会よりチームパシュート(追い抜き)が男女の新種目として追加。
また、2018年の平昌オリンピックよりマススタート方式の新種目が追加されます。

1960年代の電子時計。
1988年カルガリー大会からの室内リンクでの初開催。
1998年の長野大家前に登場したスラップスケート。
スピードスケートは、五輪を機に競技環境が整えられ競技タイムが飛躍的に向上し発展てきています。

日本人選手は、過去の五輪大会で15個のメダルを獲得。
1998年の長野大会では、初の金メダルを男子500mで清水宏保氏が獲得しました。

1984年サラエボ大会〈銀〉北沢欣浩(男子500m)
1988年カルガリー大会〈銅〉黒岩彰(男子500m)
1992年アルベールビル大会〈銀〉黒岩敏幸(男子500m)
〈銅〉井上純一(男子500m)・宮部行範(男子1000m)・橋本聖子(女子1500m)
1994年リレハンメル大会〈銅〉堀井学(男子500m)・山本宏美(女子5000m)
1998年長野大会〈金〉清水宏保(男子500m)
〈銅〉清水宏保(男子1000m)・岡崎朋美(女子500m)
2002年ソルトレイクシティ大会〈銀〉清水宏保(男子500m)
2010年バンクーバー大会〈銀〉長島圭一郎(男子500m)・穂積雅子・田畑真紀・小平奈緒(女子チームパシュート)
〈銅〉加藤条治(男子500m)

 

五輪スピードスケート競技について

スピードスケートは、400mのアイスリンクトラック上でタイムを競います。
オリンピックでは、「ダブルトラック」方式を採用。
直進距離は100m、インコースとアウトコースに区分けされ2人1組の滑走者がアウトからイン、インからアウトと交差区域で滑走路のコースを変えつつ競技します。
(交差点で衝突の可能性がある場合は、アウトコース走者に優先権がある。)

平昌オリンピックでは、男子と女子、計14の種目が開催されます。

男子・女子
500m1000m1500m3000m5000mマススタートパシュート

競技は、左周りとする。
スタートにおけるフライングが2回、又は進路妨害で失格となる。

チームパシュートは、1チーム3人制で、3人目選手(最後尾)のゴール到達タイムで勝敗を競う。3人が位置を変え同時スタート、途中に隊列を組みつつ空気抵抗を減らしつつ押したり引っ張ったりのアシスト行為も許容されたチーム競技。
マススタートは、通常用いるアウトコース、インコースの分離をなくし、12~18名の競技者が一斉同時スタートで順位を決する競技。

スピードスケート・平昌五輪の開催日程

大会日日程時間(開始・終了)種目 
第1日2月10日20:0021:55女子3000m
第2日2月11日16:0018:40男子5000m
第3日2月12日21:3023:15女子1500m
第4日2月13日20:0021:50男子1500m
第5日2月14日19:0020:45女子1000m
第6日2月15日20:0022:10男子10000m
第7日2月16日20:0021:35女子5000m
第9日2月18日20:0022:00男子団体追い抜き(予選)
女子500 m
第10日2月19日20:0022:00女子団体追い抜き(予選)
男子500m
第12日2月21日20:0023:00男女団体追い抜き
第14日2月23日19:0020:55男子1000m
第16日2月24日20:0023:00男女マススタート

 

スピードスケートのまとめ

平昌冬季五輪のスピードスケートには、日本人選手が男女16人選出されています。
競技時間が夜からなので、テレビ観戦できそうです。

日本の健闘を祈りつつスピードスケートの紹介を終わりとします。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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