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アルペンスキーとはどんな競技?種目の違いと平昌の開催日程

投稿日:2018年1月18日 更新日:

アルペンスキー
スキー競技の花形、アルペンスキー。
その速さと技術を高度に要求されるスポーツは、
見ていて大迫力。
派手さと裏腹に大怪我の危険性と体力を酷使する激しさもあります。
そんな平昌オリンピック正式種目のアルペンスキーの紹介です。

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アルペンスキーとは?

ヨーロッパの中央に座するアルプス山脈、その地にある8つのアルパイン諸国(フランス、スイス、イタリア、モナコ、リヒテンシュタイン、オーストリア、ドイツ、スロベニア)を背景に生まれたスキースポーツの1つにアルペンスキーがある。

ノルディック系のダウンヒル競技がスカンジナビア諸国(北欧)由来なのに対し、アルペンスキーはその名が示す通りアルピナ周辺の地から派生したアルピナのスキーという意味。

19世紀後半から20世紀にかけて、フランス・スイス・オーストリアのアルペン地方で発達したアルペンスキーは、オーストリアのハンネス・シュナイダー「オーストリア・スキーの父」が1920年代に技術の体系化をしたことが始めとされている。

オーストリアでは、このアルペンスキーが「国民のスポーツ」と呼ばれている。
数々の名選手を輩出し、アルペン史上初のオリンピック3連覇(‘56冬季五輪)を成したトニー・ザイラや長野五輪’98で二連覇を果たしたヘルマン・マイヤーなどは国民的英雄。

冬季オリンピック種目の内、ヨーロッパにおいて花形種目の1つ。
アルペンスキーの世界大会は、必ずテレビ中継があるほど人気を博している。

オリンピックは、1936年のガルミッシュパルテンキルヘン大会より正式種目。
1988年のカルガリー大会より現在と同じ5種目となる。

アルペンスキー競技の種目について

雪山を滑降して速さのタイムを競う。
その時、コース上に旗門(キモン)という名の一対の旗、ポールが置かれ並べられる。
その旗門を順番通りに通過しつつ滑らないとならない。
旗門を通過しなかったら失格となる。
種目によって旗門(フラッグ)の数や配置、コースの長さ、起伏の度合い、標高差などが変わる。

1回、又は2回の滑走の合計タイムで順位が決まる。
100分の1秒差のタイムを争うので細心の注意が必要。
少しの姿勢の乱れ、コース取りのズレ、旗門通過ミスで勝敗の優劣に差が出る。

コースが自然物で、旗門の位置などが毎回変わるので世界記録といったものがない。
だが、特定の有名地で行われるコースには、コースレコードを設けている。
オーストリアのキッツビューエル、スイスのウェンゲン、アーデルボーデンなどは世界的に有名。
日本では、八方尾根や志賀高原が世界選手権のコースになる。

オリンピック種目
・滑降(Downhill,DH)
・スーパー大回転(Super Giant Slalom,Super G,SG)
・大回転(Giant Slalom,GS)
・回転(Slalom,SL)
・複合(Combined)

滑降(ダウンヒル)とスーパー大回転は滑走距離が長く「スピード系」。
回転と大回転はターンを速く正確に競う「技術系」。
複合は、スピード系の滑降(DH)と技術系の回転(SL)の合計タイムで競う。

←←少ない←旗門の数→多い→→
←←高い←標高差→低い→→
←←スピード系←傾向→技術系→→
DH SG GS SL

「滑降」そして、「回転」と競技が整備され開催される。
その後、滑降と回転の間に「大回転」競技が加わり、その大回転よりもスピードを要求した「スーパー大回転」が追加された。

回転

いかに素早くターン(回転)してスピードを殺さず、正確にリズミカルに旗門を通過するか。
たくさんある旗の位置を記憶してコース取りを間違わずに駆け抜ける「集中力」が高度に要求される。
男子、標高差180~220m・旗門数55~75。
女子、標高差130~180m・旗門数45~60。
回転という言葉は、元の「スラローム(Slalom)」に相当する日本語がなかったので競技中に要求されるターンがキモ(大事)という理由から~ターン=回転となった。

大回転

大中小のカーブと体を立て直しての滑降を繰り返して行うことから体力と技術を要求される難易度の高い競技。
コースの位置取りといったコース攻略と自分の体力と技術の出し所をゲームマネージメントする力が必要。
回転の次に旗門数(50~60本)が多い。
男子、標高差300~450m
女子、標高差300~400m

スーパー大回転

高速滑降と大中のカーブを高速ターン。
スピードに対する強度と高速回転の技術と遠心力に対する体力が要求される。
時速50kmを越えるハイスピードターンは、迫力満点だが選手にとっては体力を大幅に消耗させ高い技術が必要。
標高差が400の場合、最低24ターン。
男子、標高差400~650m
女子、標高差400~600m
基本的に、1回の滑走で勝負が決する。

滑降

平均速度が100km以上の高速スピード種目。
コースの全長約3kmとアルペン種目中、最も長い。
最大斜度は30度以上。
ライン取りを間違うと即、大ケガになる度胸と勇気が必要な競技。
途中、コブがあるので20~30mを越える大ジャンプをすることも。
基本的に1回の滑走で勝敗が決まる。
男子、標高差800~1100m
女子、標高差450~800m
複合
滑降と回転の2競技を争い、結果のタイムを合算して順位を決める。
団体戦
大回転旗門を用い、250~300mのコースを対戦形式で競技する。
旗門間の長さは、回転よりも長く大回転よりも短い距離。
1チーム(男子2名・女子2名)で16(国)チームがトーナメント方式で順位を決する。

アルペンスキー・平昌オリンピックの開催日程

アルペンスキーは、2月11日から24日に開催される。

日時 時間 種目
11日 11:00 男子滑降
12日 10:15, 13:45 女子大回転
13日 11:30, 15:00 男子アルペン複合
14日 10:15, 13:45 女子回転
15日 11:00 男子スーパー大回転
17日 11:00 女子スーパー大回転
18日 10:15, 13:45 男子大回転
21日 11:00 女子滑降
22日 10:15, 13:45 男子回転
23日 11:00, 14:30 女子アルペン複合
24日 11:00 アルペン団体

 

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アルペンスキーのまとめと日本勢

1956年コルティナダンペッツオ冬季大会において、猪谷千春が男子回転で銀メダルを獲得。
それ以後、日本勢のメダル獲得はない。
2006年トリノ大会の男子回転で皆川賢太郎が4位、湯浅直樹が7位。
バンクーバー大会では佐々木明が18位。

技術系で好選手が多いとされる日本、湯浅直樹選手などに期待が集まる。
スピード系では、アルペン複合で須貝龍(りょう)選手が直近のW杯(スイス)で得点を獲得。
これは、日本勢で技術系以外でポイントを得る30年振りの快挙なのだとか。

1度だけ、現地で観戦したことがありますが大迫力でした。
この競技は、筋力、体力、持久力、集中力といったあらゆるアスリート力が要求される代物だと間近でみて感じました。
怪我の多い競技だということからも過酷なスポーツなのがわかります。
現地でのコンディションが積雪量を含めて良好であることを祈るばかりです。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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